2010年 大腸全摘手術のため入院【全摘後7日目:再手術後3日目】

状況

尿道カテーテルが外れました。
本来は「管(くだ)が1本減って嬉しい」はずなのですが…。
(理由はこのあとに…)

現在の管(くだ)
・首(内頸静脈)にIVH(中心静脈栄養)
・背中に細い麻酔の管
・おなかの左側に太っといドレーンが2本
・おしりにこれまた太っとい管

体調

ほぼ寝たきりです。

症状

前日と変わらず、体中の神経が激痛です。

飲水禁止

まだ「飲水禁止」です。
点滴から水分補給できていますが、飲めないと思うと余計飲みたくなりますね(笑)
うがいで、だいぶ楽になります。

尿道カテーテルが外れた影響

トイレに行く必要

尿道カテーテルが外れると(当然ですが)トイレに行く必要が出てきます。
しかし、この激痛の中で起き上がり。トイレに行くのは地獄でした。

トイレに行く準備

ベッド脇に掛けてあるパックたち(オナカの排出液や便のパック)を点滴スタンドに掛け直す必要があります。
体をひねる動作なので、痛みに追い打ちがかかります。
しかも、掛け直す順番を間違えるとパックのチューブがこんがらがる!!

激痛&もどかしさ&無力感のトリプルパンチ…。

カテーテル入っていた方がトイレに行かずに済んで楽でした。
「再度、カテーテル入れてほしい」と切実に思いました。

トイレまでの道のり

痛くてどうにかなりそうです。
歩くときは「0.1歩」ずつ踏み出すのがやっとでした。

トイレに向うその姿は、震えながら何とか歩いている「亡霊」のようでした。
(看護師さん談)

トイレに到着

トイレの便座に座るとき、おしりのドレーンがあるので座りにくい…。
しかも「小」はトイレで、「大」はドレーンなので、妙な感覚です。

トイレはきれいに使うことを心掛けていますが、痛みが強すぎてムリでした。
トイレットペーパーの切れ端や芯が床に落ちても、拾うこともできず心苦しかったです。

蓄尿は自分でおこなう

かなりスパルタンな病院なので、蓄尿は患者自身でおこないます。
蓄尿器(小型冷蔵庫くらいの大きさ)の中の自分に割り当てられた番号の容器に蓄尿します。
10人分くらいが蓄尿できるでしょうか…。

・トイレ横の準備室にある棚から自分の採尿カップを取り、点滴スタンドと共に個室に入る
・点滴スタンドと共に、トイレの個室から採尿カップを(こぼさないように)持って出てくる
・トイレ横の準備室にある蓄尿器に(こぼさないように)入れる
・準備室のトイレ用の流し場で採尿カップをすすいでから棚に戻す

体中が痛い中での蓄尿は、ものすごーいストレスでした。
忘れたことにしちゃおうかな…。と何度も思いました。

その蓄尿器は、他の患者さんの容器に入れることもできてしまいます。
痛みで頭が回らない中、ついうっかり、他の患者さんの容器に入れてしまった…!なんてことにならなくてよかったです。

ポータブルトイレの提案

管理人がトイレで難儀していたので、看護師さんからポータブルトイレの提案をされましたが、お断りしました。
死ぬほど痛くても、トイレは自力で行けるうちは何とかがんばりたい…。

【読んでくださるかたへのお願い】
当ブログの内容は「いち患者」である管理人の実際の体験と感想であり、医学的な助言や診断、治療を目的としたものではありません。
症状や治療等の医学的判断については、必ず医師などの専門家にご相談ください。

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