以前の記事で、管理人自身の体験から、潰瘍性大腸炎発症の原因と思われる4つのことを紹介しました。
裏を返せば、その4つを避けることにより、発症のリスクを減らしたり、発症時期を遅らせたり、症状を軽くできるのではないかと思っています。
せめて、発症時期を遅らせることができれば、新しい薬がどんどん出てくるので選択肢も増えます。
当時の自分へのアドバイスを、「予防方法」として紹介していきます。
今回はその2つ目、食事内容に気を付ける
具体的には「肉食中心の高脂肪・高カロリーの食生活を続けない」ことです。
体験談として、以前のブログ「潰瘍性大腸炎の原因4つ?<その2>」でも紹介しましたが、管理人は高校生のときに「炭水化物抜きダイエット」をして、たんぱく質をほぼ肉にしたため、潰瘍性大腸炎の発症リスクを高める可能性のある、高脂肪・高カロリーの欧米型の食生活になっていました。具体的には次のような内容です。
・肉(たんぱく質)は好きなだけ食べてOK
・野菜も好きなだけ食べてOK
・ご飯やパンなどの炭水化物は控えめ
管理人の体験から考える「予防方法」
<バランスの良い、身体(腸管)への負担が少ない食事>
・たんぱく質は、魚、大豆、肉をバランスよく
・油は、植物油を中心にする
(管理人は現在、上記にプラスして、えごま油をヨーグルトにかけて摂っています)
・食べ過ぎず、量はほどほどに
<大腸がないと身体(腸管)への負担がよくわかる>
管理人は大腸がないので、食べたものがダイレクトにわかる便(水様or泥状)が出ます。
具体的には、トマトジュースを飲むと、そのまま真っ赤なモノが出てくるので、「また下血か!」と思うほどです。
ですので、身体(腸管)に負担が大きそうな食べ物・小さそうな食べ物がわかります。
<負担が大きそうな食べもの例>
・肉(豚・牛・羊)は消化に時間がかかる。また特に脂身の多い部位でなくても、便器の水面に油が浮く。
・塊肉(すね肉)は、さらに消化に時間がかかり、いくら煮込んであっても、消化しきれず細い1㎝位の肉の繊維が出てくる。
・バターや洋菓子では、べとついた感じのが出てきて、便器の水面に油が浮く。
<負担が小さそうな食べもの例>
・魚は消化が早く、肉よりも1~2時間は早く、さらっとしたのが出てくる。
<番外編>
・ポテトチップスはよく噛んでも、1~2㎜に細かくなったものがそのまま出てくる。
<最後に>
肉食中心の高脂肪・高カロリーの食生活を続けたからといって、潰瘍性大腸炎を発症するわけではありません。過度な心配は不要です。その上で、自分で調節できる食事の内容は、できるだけコントロールした方が身体への負担を減らすことができて良い方向にいく、と管理人は体験から考えています。
【読んでくださるかたへのお願い】
当ブログの内容は「いち患者」である管理人の実際の体験と感想であり、医学的な助言や診断、治療を目的としたものではありません。
症状や治療等の医学的判断については、必ず医師などの専門家にご相談ください。